かにみそはそんなに好きじゃない

ヲタみしかない人間に夫と子供が出来てしまった

産前6週間前までほぼ働いた時の妊婦のスケジュール(工場事務)

(表題はしっかりしてそうですが、あくまで私個人の経験を書いているだけなので、読んでいただいている方の事情にはそれぞれ合わない部分があると思います。参考程度に捉えていただくよう、予めご了承ください。)

 

普段はジャニヲタ垢(えび担箱推しパフォ厨)と二次腐垢(テニクラ強火真田担)を使っているんですが、「趣味垢で日常のあれこれ書くの嫌だな……」というデジタルネイティブ初期勢並みのメンタルがあるので今回わざわざ日常垢を作りました。

このブログもその延長ですが、元々日記やらなんやらが続いた試しがないので、今みたいに暇で書きたくなった時に書けたり読み直したり出来ればいいと思って見切り発車している感じです。

今回は「そういえば一般的な事務員が妊娠した時の具体的なスケジュールなり手続きなりがまとまってるのってあんま無いな……」と思ったので、書いてみることにしました。一般論過ぎて誰も書いてないかただのn番煎じなだけとは思うんですけど細けぇことはいいんだよ!!

 

ということで以下から簡単に私自身のスペックのまとめと本題のあれこれを書いていきます。だらだら書いているので読みたい部分を読んでいただければ大丈夫だと思います。

 

 

<01:書いている人の基本スペック>

年齢:学年的には平成初年度

職歴:地元の公立大→近隣市の中小企業の工場事務(地元まではおよそ100キロ)

結婚:3年前に大学の同級生と再会→翌年のクリスマスにプロポーズ→翌年6月に結婚

妊娠:結婚式を挙げた3ヶ月後ぐらいに妊娠判明(=ちょうど結婚丸1年後に出産)

 

分かりにくいので年表でまとめるとこんな感じです。

2013年:4月就職

2016年:6月結婚・10月妊娠判明(10月最終週で妊娠5週)

2017年:5月末退職・6月末出産予定

正直育児休暇取って1年後に復帰というのも出来そうな職場ではあったんですが、何分私自身が「出来ることなら働きたくない」が毎朝の口癖になってるようなダメ社会人だったので、出産を機に仕事を辞めることにしました。

となるとまず浮かび上がってくる問題は『仕事の引継ぎ』です。ようやくここから本題です。

 

<02:私の場合の引継ぎ>

上でも書きましたがやってた仕事は工場事務(8:00~16:50の労働時間7:50)です。主な業務としては

◎日次業務

・取引先からの受注を見やすい形(=指示書)にして工場の作業担当者に提出

・指示書を作成するシステムに新製品の情報を登録する(登録しないと正しい指示書が出力できない)

◎臨時業務

・クレーム対応(といっても所謂BtoBだったのでBtoCのそれよりはそんなに厳しくはなかった)(はず)(でもやっぱり嫌なものは嫌)

◎月次業務

・材料手配(私がやっていたので月1で発注する一分野のみ)

・月末に作業担当者が上げてくる各材料の在庫数を棚卸表に入力する(大体450品目位)(1からやろうとすると丸1日作業)

・受注したデータを元に売掛台帳を作成して、月末に売上金額を算出する

・月初に先月分の経費請求書を工場内の作業部門別に振り分けて、経費金額を算出

といったところです。

時間的にいうと月初だけ上の主要業務だけで7:50、月中~月末は平均で1~2時間程度余る感じでした。まぁ余るって言っても先述のクレーム処理とかが入れば吹っ飛ぶレベルの、心身ともに余裕を持って業務を行えるぐらいの時間的余裕なだけです。

とはいえ日によってはその余裕があったりなかったりするので、毎月10~30時間は残業してました。(結婚~妊娠判明までは効率厨全開だったのでいつも10時間ぐらいで、妊娠判明後は後述のように引継ぎ資料作成に追われてたので30時間って感じです)

同僚は2人でしたが入社2年目の途中に1人退社して1人入社したので、入社3年目にして事務所で2番目の古株になりました。全体の仕事量は通常期が2.5人、月初月末が3.5人ぐらいだと感じてました。ちなみに初めての後輩は一回り年上でした、後輩じゃない。

そしてその先輩1人の退社時の引継ぎが「色々あって先輩退社後1ヶ月経たないと一回り上の後輩が入社してこない」→「空白の1ヶ月の間上司に手伝ってもらう為に作業を覚えてもらう」=「退社する先輩からの引継ぎの時間が日中に取れない」=「空白期間でも生産作業に支障が出ないように上司がやってる仕事を確認しないといけない」→「自分が今やってる仕事+引き継いだ新しい仕事+上司がやった分の仕事の確認+臨時作業」という地獄に陥りました。具体的にいうと事務所で深夜12時越えしたり、持ち帰り仕事が一段落したのが深夜3時とか、効率厨憤死案件でしたねあの時期は。

そういうトラウマもあって、「せめて自分が辞める時はきちんと余裕をもって引き継いで、なるべくみんなが早く帰れるようにしよう」と考えていました。ざっくりとしたスケジュールがこんな感じです。

 

<03:実際の引継ぎスケジュール>

(妊娠週数は母子手帳に書いてあるのを書いてるだけなのでそこそこ適当です)

2016年10月(妊娠判明・最終週に妊娠5週)

・同僚のみのミーティング時に「もしかしたら妊娠してるかも」と内々に伝言(2・3ヶ月経って確定するまでは口外しないでほしいとも伝える)

・現在行っている業務を全て書き出して、どのくらいの時間がかかるかをまとめる

 2016年12月(妊娠12週ごろ)

・母子ともに問題無さそうなので工場長に妊娠を報告して退職予定と伝えたところ、「来年度に新卒を取るのでそれまでどうにか居てもらえないか」と相談される

→低血圧(この時点の検診で98/57)から来る朝の不調以外に特に問題は無かったので了承(その代わりその新卒さんになるべく早めから研修出来るようにお願いした)

・同僚のみのミーティングで事務所全体の作業を洗い出して、「新卒さんに引き継ぐ仕事」「先輩・後輩に引き継ぐ仕事」を振り分けて、『引き継いだ後に私と新しい担当者がお互い確認する時間が充分取れないと困る』(=重要度の高い)仕事から優先してマニュアルを作成することを決定(具体的に言うと私にしか出力できない指示書とか、売上とかに関わってくる部分の作業とかが優先)

→以降先述の余裕時間を使ってマニュアルを作成し、1週に2・3項目の引継ぎが出来るように自分・同僚のスケジュールを調整(月初月末にはその時期にやるもの以外は引き継がないようにするぐらい)

・後輩がやっている日次業務は元々私がやっていた日次業務なので、後々私に作業を回せるように変更点を確認し、業務を週ごとに交換しながらやっていくことに

2017年1月(妊娠17週ごろ)

・同僚と工場長とのミーティングで引き継ぎ事項の量や時期から逆算して「5月中旬から休み(退職は5月末扱い)」を確定→人事に連絡

・引継ぎ資料を週1本以上のペースで作成 2月から本格的に引継ぎ説明をやっていくのでそのストックを作っていくイメージ

 2017年2月(妊娠21週ごろ)

・月初月末作業が一段落する締日後から本格的な引継ぎ開始 以降週2・3項目の引継ぎ説明と週1本以上の引継ぎ資料作成が平行

・働いてた工場は支社みたいなものだったので、本社に行って人事の担当者に退職時期の調整や社会保険などの手続きについて話をしに行く

 2017年4月(妊娠29週ごろ)

・月初月末の締め作業を後任が専念するために、その間同僚2人の代わりにできる業務を行う

・締め後は残っていた優先順位の低い業務(引継ぎの時間が短い・簡単)を引継ぎ

→作った引継ぎ資料は24個でした(全てExcelで画像多用・最大が1.2MB)

・1ヶ月前なので退職願を工場長へ提出(退職届テンプレート(縦書き)自動生成 - 入力フォーム|会社にサヨナラを。退職支援サイト グッバイBizを使わせていただきました)

・下旬から新卒さんがやってきたので、最終週は教育担当に代わって新卒さんが作った指示書などの確認作業を行う

・月末の土曜(社内的には休日)に机・ロッカーの掃除(出勤最終日にすぐ帰れるレベルにまでゴミを捨てたり袋にまとめたり)

→山ほど書類溜め込んでたんですが午前中(9~12時)で終わりました

2017年5月(妊娠32週ごろ)

・仕事をあらかた同僚2人と新卒さんに引き継ぎ終わったのでやることがない状態(一応締日までは出勤する予定にしてたのでぼちぼち手伝えることを手伝っていた)

・出勤最終日(締日・土曜)の朝は本社に出勤して退職関係の書類を貰ってから、工場に移動 私の送別会と新卒さんの歓迎会を兼ねて夕方からBBQをすることになっていたのでその準備と後片付けに参加

・出勤最終日から法定産休(産前6週間前)の間の出勤日分を有休申請

→申請した有休日数は2日(ちなみにそれを引いても有休残日数は36日)(なんで有休買取制度無かったんや弊社)

 

<04:振り返ってみて>

こうしてみると有給消化を無理にしてない部分はやや社畜みありますね(自他ともに認める姑息民)

あと同僚と新卒がとても協力的だったので助かってる部分は大きいですね……引き継ぎ始めた頃(2月)は年上の後輩が覚える気無さ過ぎなネガティブワード連打で常時キレ気味で対応してたのも良い思い出です(後半はそんなこと言ってる暇も余裕も無くなってたみたいですけど)

それと多分人より体調に恵まれてたのでここまで出来たのは相当なところがあると思います。仕事できないレベルでつわりとか吐き気がある方はもうぶっちゃけ産休とか関係なしに休んだりした方がいいです。私も何だかんだ言って「これやべぇな」と思ったら気配消してロッカー室に引きこもってたりしたので(そしてロッカー室で吐いて一人寂しく後片付けしてたコミュ障)

後は当たり前ですけど『早め早めに連絡したり確認したりする』ことは心がけてました。順番としては、直接的な影響が出る層(同僚)が最優先で、その次に影響が出る層(上司)>手続きとかで連絡を取らないといけない層(本社人事)といった感じです。

正直な話どうせ後任が居るので取引先にはほとんど連絡せずにフェードアウトしました。(1社相手でも取扱品目で担当を分けていたので連絡する必要がそんなに無かった)

最終日にはさっき書いた通りBBQがあって、まぁまぁな人数の方に見送っていただけたので5年(と2ヶ月)働いた甲斐があったかなーとは思いました。ちなみに花束と紙おむつ(SとMを箱で)頂いたのは感謝です。

まぁでも何だかんだ言って昔ながらの中小企業(良い意味でも悪い意味でも)だったので色々過ごしやすかったです。

 

今度はこんな感じの会社勤めをしてた場合の手続きについて色々書いていこうと思います。社会保険とか出産一時金とかの色々です。

(身バレしないように書いたつもりですが「あれこれアイツでは…??」と思われた方はそっと心の内ポケットにしまったまま忘れてくださいお願いします)